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p 贋作・罪と罰2006年01月14日(土) 
060114nodamb.jpg 352×500 51KBunkamura シアターコクーンで公演中の「贋作・罪と罰」を観ました。
NODA-MAPとして11回目の公演となるこの舞台は1995年に初演された「贋作・罪と罰」の再演となるもの。今回の出演は松たか子・吉田新太・段田安則・宇梶剛士・美波・マギー・右近健一・小松和重・村岡希美・中村まこと・進藤健太郎、そして出演と共に脚本・演出は野田秀樹。(敬称略)
物語はロシアの文豪ドストエフスキーの名作「罪と罰」からヒントを得て書き上げた野田流の戯曲。「人間の贖罪」(贖罪=しょくざい:犠牲や代償を捧げて罪をあがなうこと)という深遠なテーマに帰結する名作の時代設定を、原作の帝政ロシアから「罪と罰」執筆と同時代の江戸末期へ移行。主人公を、ロシアの貧しい大学生から、幕末の江戸開成所に学ぶ女塾生に置き換えた。江戸から明治へ激変する時代の中で「宗教のない"日本"という国に生きる日本人の姿」を戯曲化したものです。
舞台装置は客席が囲むかたちで配置され背景は無い。正方形の平台(舞台)周辺には周回する階段とスロープ、そして多くの古びた椅子、舞台上にはエアキャップ(プチプチ梱包材)でくるまれたポールが数本立つのみ。シンプルな装置と空間設定が「場所」と「時間」を見事に切り替えて場面は進行します。ひびのこずえ氏の衣裳デザインも毎回カワイイです。
野田秀樹の脚本・演出は観るたびに感動します。特に1つの舞台上で同時に描かれる2つ(ある時は3つ)の場面展開。客席と同じ時間が流れているとは思えない複雑な時間経過を感じさせる演出は絶品。初めてNODA-MAPの公演で「キル」を観たときは涙が出るほど感激しました。
イイものを見ると単純に「やる気」が出ます。
役者の演技はもちろんですが、舞台装置の素材使いや形態、そして衣裳などの「カタチ」には分野を超えたヒントが数多く存在します。今回も見て良かったことが沢山ありました。おかげで迷いがひとつ解消されました。

罪と罰〈上〉罪と罰〈上〉
ドストエフスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevskii 江川 卓

岩波書店 1999-11
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p 12人の優しい日本人2005年12月14日(水) 
051214yasasii.jpg 670×273 42Kパルコ劇場。三谷幸喜作・演出の「12人の優しい日本人」を観た。1990年に新宿のシアターサンモールで初演された三谷幸喜氏が主宰した東京サンシャインボーイズ時代の代表作だ。その後、91年、92年と再演し、その間には映画化もされた名作(?)です。
ネタ元は裁判劇の名作といわれるアメリカ映画「十二人の怒れる男」。殺人罪に問われた若者を12人の陪審員が裁く過程が描かれる。希薄な証拠に疑問を持った1人の男が無罪を主張し、大議論の末に、全員が納得のいく結論に達するというストーリー。
「12人の優しい日本人」はこの映画「十二人の怒れる男」を三谷幸喜が日本人の性格を題材に焼き直しした作品。
今回の再演は出演者がスゴイ。浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、小日向文世、鈴木砂羽、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一、という豪華メンバー。
陪審員制度が導入された日本で陪審員に選出された日本人が論議の中で各々どのように決断を下すか心の動きをコミカルに描いた法廷劇。舞台セットは陪審員室のみ。12人の役者は出ずっぱりで約2時間ほどの舞台をこなす。ストーリーの中で台詞が無いところでの12人各々の行動が大変興味深い。本筋とは別に陪審員それぞれが別の世界を持っている感覚を密室の中で見事に表現する。陪審員室の中央におかれた円形のテーブルを囲む12人の個性が見どころ。セットが変わらない分、役者が際だつ舞台でした。
ここだけの話。私も高校時代に「十二人の怒れる男」を舞台で演じた経験があります。
B0007TFBHQ十二人の怒れる男
ヘンリー・フォンダ シドニー・ルメット リー・J・コッブ

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ayanori (2005/12/15 19:41)
な、なつかしい!
「優しい日本人」は良く出来ていて私も好きです。
舞台は見た事ありませんが、映画の方は思い出があります。
ちょうど一浪の冬にやっていて、どこぞの予備校さぼって観に行った記憶があります(笑)
「デリカテッセン」もその年で、それもさぼって観に行きました(笑)
あんのじょう、一浪目は大学おちましたが(笑)

● ando (2005/12/16 13:19)
浪人時代に見たモノって意外に脳裏に焼き付いていたりします。
僕の場合は遠い過去になってしまいましたが、それでも当時に影響受けたコトは今でも心の深層に残っています。
話題は違いますが、サイトに掲載されているayanoriさんの過去の立体作品は現在どういう状態に置かれているのでしょうか?
ちと、興味があります。(カッコイイ)

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p ZINGARO2005年03月16日(水) 
050316zingaro.jpg 229×280 17K木場公園。騎馬オペラ ZINGARO(ジンガロ)を観賞。日本公演の演目は Loungta(ルンタ)。チベット語で「風の馬」を意味する。
人と馬の共演は絶妙な緊張感。チベット密教の僧侶が生み出す音と光の演出も完璧。
多くを語らず。バルタバスが創った究極の芸術。
ひたすら感動。
絶対、観るべき。

>「ジンガロ」日本公演オフィシャルサイト→ http://www.zingaro.jp/
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p Swan Lake2005年03月05日(土) 
grp0306011011.jpg 210×280 17Kマシュー・ボーン(Matthew Bourne)演出・振り付けのバレエ「白鳥の湖」を観た。チュチュをまとった可憐な女性ではなく、男性が白鳥を踊るという意外な演出で、1995年ロンドンでの初演以来、世界中で高い評価を受けている舞台だ。チャイコフスキーの音楽と力強い白鳥の組み合わせは非常に現代的。衣裳、舞台装置それに照明もとても良い。
自分とは表現方法が違うせいか、身体を使った緊張感ある表現には、毎度憧れてしまうのです。
舞台の後、「オフィスまとば」の的場朱美氏と「St.Louis」の森田敦子氏、安藤夫婦で会食。有意義な時間を過ごすことが出来た。お誘い頂いた的場社長に感謝。
明日は必ず、図面をひとつ仕上げよう。前向きに。
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p 危険な関係2005年02月02日(水) 
050202sora.jpg 373×280 12K 昼間は自宅で仕事。日本列島を覆った寒波は各地に大雪を降らせたが、こちら東京は穏やかな気候。
 夕方から2年ぶり(くらい?)の五反田へ。特に街並みに変化は見あたらない。目的は"ゆうぽうとホール"で公演中のバレエ「危険な関係」。もともとバレエ観賞は趣味ではないが、主催がTBSということで、妻の付き添い。この公演はそれほど世間で騒がれていないせいか空席が目立ったが、舞台の内容は素晴らしいものだった。クラッシックバレエとは違う現代的な演出は素人の僕でも解りやすい。舞踊自体もしなやかで動きにキレがある。演出・出演 Adam Cooper は単純にカッコイイ。一見、具象の舞台装置は演出の中で絶妙に場面を切り替える。舞台美術デザイナーの Lez Brotherston による衣裳と舞台はさすが、ワールドレベル。お金もかかっていそう。
毎度、イイものを観ると単純に「ガンバロー」と思う。
バレエ、観て良かった。

五反田の居酒屋で焼酎を飲む夫婦。舞台談義。

今期、花粉の飛散は昨年の30倍とも言われているが、今のところ症状無し。これからなのかな?
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