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帰国後・・・ | 2006年04月18日(火) |
溜まった宿題を幾つか片付け、なんとか東京サイクルに同調。 ミラノは仕事なのに、なぜか家族は遊びに行ってるものと思い込んでいる。週末は実家に帰ってタケノコを掘ったり、母親を買い物に連れ出したりして何故かゴマをするはめに。 先日、代々木公園の散歩コースで殺人事件があったことを知った。外国人同士の抗争らしいが犯人は未だ捕まっていない。東京も物騒である。 今日、所用があって乃木坂に行った。防衛庁跡地に建設されている黒川紀章設計の新国立美術展示施設(ナショナル・ギャラリー)(仮称)の外観が出来上がっていた。自宅マンションから見える同地区に建設中の高層ビルは見た目の高さで六本木ヒルズを超えつつある。風景が変わる。東京タワーがますます小さく見える。現実と雑感。 |
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100% Design Tokyo | 2005年11月02日(水) |
「100% Design Tokyo 2005」が始まりました。 昨日(1日)はプレス関係の内覧会に続き、夜のレセプション。 神宮外苑の夜は冷え込み、屋外での団欒はキビシイ状況でしたが、ステージ前でビールやワイン、スープにホットドッグのサービスがあって行列が出来ていました。もちろん行列に並んで暖かいスープにホットドッグで体を温めました。 国内のプレス関係は大手メーカーやショップにしか興味が無いのか?相手にしてくれたのはイギリスの某デザイン・建築誌のみ。 企画の全体(100%、コンテナ展、学生展、他)は年々拡大してるので、かなり良い感じになってます。 ぜひとも、ご高覧ください。 |
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S. Pietro | 2005年04月21日(木) |
ローマで今話題の場所と言えば、バチカン市国。午前中の散歩にサンピエトロ広場まで出かけた。本堂に入るために長い行列は相変わらずだが、広場に近づくのは容易。昨晩降った雨で澄み切った青空に流れる雲。雲の影から差し込む日差しに照らされたサンピエトロ大聖堂は荘厳に見えた。 次代法王が決まり、サンピエトロ広場は落ち着きを取り戻しつつあるが、連日、前法王ヨハネ・パウロ2世の弔い行列は続いている。広場を望める場所には大規模な報道用のがやぐらが建ち、救急用に設置されたドームテントや警備につく警官が目に付く物々しい風景。葬儀の前後は大通りだけでなく裏路地までが訪れた人々で埋め尽くされ、通り抜けることすら困難な状態だったそうだ。押し寄せた信仰者を大きな混乱や事故も無く整理したことでイタリア政府は懐の深さを世界に見せることが出来た。今年はより多くの人がローマを訪れることになるだろう。安全なローマのイメージが定着しますように。 |
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Droog Design | 2005年04月16日(土) |
今夜から合流する妻のために同じホテル内で部屋を移動。移った15階のツインルームからの眺めはミラノ市街が一望できるなかなか長めの良い部屋。 週末、サテリテ会場は大混雑。ここまでの日程でプレス関係者は一番多かったが、身になりそうな仕事らしい話しは殆ど無し。時間的ノルマをこなすかたちで閉場時間を迎える。 ミラノ入りしたばかりの妻とホテルで合流し、夜間営業最終日の"Droog Design"へ。今期の新作で目を引くのは、屋外用の日よけパラソル。木漏れ日の下にいるような感覚を得られる素敵なしつらえ。展示も凝らないであっさりしているところがいつも好印象なDroogでした。 その後、ミラノ在住の森ひかる氏の自宅パーティーへ。建築関係者が集い開かれた陽気なイタリアのホームパーティーはすぐに溶け込めてリラックス出来るところが素敵。セレブ感覚を堪能。 サローネ生活に慣れて気が緩んできた感。明日からまた気を引き締めて。 |
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代々木体育館 | 2005年03月26日(土) |
代々木公園一週が毎日の散歩コース。毎日なにげなく歩いている風景の中に、国立屋内総合競技場(代々木体育館)がある。自宅のリビングからもこの建物の特徴的なフォルムを日々望んで過ごしている。先日他界した丹下健三氏の代表的な設計のひとつで、60年代の雰囲気を漂わせていて、東京でも代表的な現代建築のひとつだ。1964年に開催された東京オリンピックの際、水泳競技のための屋内プールを含んだ施設として新たに建設されたもので、現在でもスポーツやコンサートやイベントの会場として有効に活用されている。手入れも行き届き、先月も屋根の修復が施されたばかりで、現在はピカピカ。築後40年を経ても古さを感じない存在感がある。モノトーンに赤のアクセントもウルトラマンっぽくてイイ感じ。 我々にとって、その存在はあまりにも当たり前で、普段意識せずに過ごしてしまっているが、改めて観察すると関心することが多い。主な構造材は鉄材とコンクリート。メインスタジアムは2本の柱から吊した屋根で大きな空間を確保している。屋根のカーブは重力に逆らわない放物線で必然的なライン。外観のデザインと内部の機能がバランス良く実現している。周辺環境が変わったので、あまり利用されていないが、渋谷と原宿を結ぶ外構空間の構想も秀逸。ここから眺める渋谷の風景もなかなかいい。無駄なようで、無駄でない。今になって、帰って現代的とさえ思えてくるのです。 東京も捨てたモノでは無いナー。この歴史を超える遺産を大切にしなければならない。 >画像クリックで全体イメージ。
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