TADRoom Journal 造形デザイナー安藤健浩の日々の雑感 / スパム対策テスト中。障害報告にご協力下さい。
p University of Pennsylvania で Luis I. Kahn2004年09月04日(土) 
040904carn.jpg 263×357 36K フィラデルフィアは、中心街区に高層ビルが建ち並び、外構はそれぞれ彫刻や植栽、噴水などで彩られて、アートへの関心の高さがうかがえる都市景観を持っている。市庁舎からフィラデルフィア美術館を結ぶ1.5km程の区間はミュージアムエリアと呼ばれ、博物館や美術館が多い。このエリアは特にカルダー家が3代に渡って芸術面で街に貢献した痕跡が見える。モビールで有名なアレキサンダー・カルダーのモニュメント、父スターリング・カルダーの噴水、祖父のアレキサンダー・カルダー(孫アレキサンダーと同名)は市庁舎建築装飾。親子三代、共にフィラデルフィアの芸術家。
市街区を少し離れると、低層の集合住宅が多くなり、空が開ける。10分ほど車で走ればニューヨークより解りやすい地区ごとの住み分け(人種、所得、年齢層など)がはっきり見て取れる。コンパクトな印象の街は、それでもアメリカ第5の人口(580万人)を抱えた都市だそうだ。そして、アメリカの歴史で最も重要な都市のひとつでもある。
 当初、フィラデルフィアには、カルダーの彫刻を見る目的で立ち寄ったが、カルダー美術館の整備のためか、今回見たカルダーのモニュメントは5作品に留まった。フィラデルフィア美術館の野外モニュメントは撤去された後で、見ることが出来なかったので、こちらは消化不良気味。ついでに立ち寄ったロダン美術館は作品が充実していて、意外に見応えあった。
 最も新鮮だったのが、ペンシルバニア大学の構内にある、ルイス・カーンの建築。現在は"Richards Medical Research Building"として、医学や生物学の研究室として使用されている。2期の工期を経て1965年竣工されたこの建物は、太い柱の間にコンテナを積み上げたような構造で、各階の天井裏が外部からガラス越しに見えたり、縦スリット状の採光窓が建物を上下に貫通していたり、多くのデザインが盛り込まれている。全体的に直線とグリットで構成されているが、煉瓦仕上げのせいか、親しみやすい印象。全体感として派手さは無いが、設計された1957年の時代背景を考えると、発想も、構造も、モダンそのもの。コンクリート打ち放しに煉瓦貼りで外壁を仕上げるという、合理的な仕上げ。煉瓦とコンクリート地とのコントラストが綺麗に見えた。
ペンシルバニア大学の構内には80程の校舎が建ち並び、講堂や研究室としの機能の外、それぞれが歴史的資料として丁寧に管理保存されている。キャンパス内を歩くと、敷地の広さと校舎建築のバリエーションに感心する。こちらも見ていて飽きない。構内は、新入生歓迎の準備などで、華やいだ雰囲気だった。
 市内には、他にもカーンの建築があるので、2件捜索したが、カーサ・ブルータスの住所表示では、辿り着くことが出来なかった。ブルータス、いいかげん。
しかし、初めて観たルイス・カーンは他の設計も見てみたくなる、洗練された美しさがあった。機会があれば、他の作品を見てみたい。
by Takehiro A
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p PARKING VIOLATION2004年09月03日(金) 
040903philadelphia.jpg 280×314 28K 駐車違反をとられた。今朝、レンタカーを自宅付近のパーキングメーターに停めた。荷造りと犬の散歩に時間を取られ、少し時間超過(たぶん、5分か10分)で車に戻ったら、オレンジ色の封筒と違反切符がワイパーに挟まれていた。げげーっっっ!。
「2分前に処理して行った。」というグレイス・スーパーのお兄さんの証言。ガッカリしたが、仕方がない。今日は路肩清掃の日。潔く、$65の罰金。
 一路、フィラデルフィアへ。最終目的は「落水荘」だが、寄り道して、カルダーの彫刻とルイス・カーン建築を見る予定。安藤忠雄のカルダー美術館が、どんな施工経過かも興味あり。
まずは、安全運転でフィラデルフィアに無事到着。謙虚に確認、まず確認。
by Takehiro A
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p リサイクル2004年09月02日(木) 
040902gomi.jpg 373×280 24Kニューヨークは、本当にゴミが多い。捨て方のスケールが違う。基本的な日常のゴミ捨てルールは東京と同じで、紙ゴミ、生ゴミ、ビン、カン、プラスティック、このたぐいは普通に分別して捨てている。しかし、粗大ゴミはもとより、家電製品も回収費を支払って処分する日本とは違い、かなり大きな家財道具(ベッド、テーブル、ソファ、キャビネット、カーペット、テレビ、冷蔵庫、エアコン、その他諸々)が日常的に路肩に捨ててある。室内から持ち出すだけでも、かなりの労力を必要としそうな物が、歩道に山積みになっている。当然、そのほとんどが現役復帰出来そうにない物だが、中にはまだ使えそうな物も見つけられる。自分を含め、立ち止まって粗大ゴミを見る人は多く、イイ物があると物色して持ち去る人も少なくない。
通りがかりに見つけた木箱を「後で持ち帰ろう・・・。」と思っても、帰る時には必ず持ち去られて無くなっている。
ゴミとしての運命を辿っても、使える物は必ず誰かに拾われていく。自然な「リサイクル」
等のワタクシも、おそらく店舗用パーテーションのために作られた5cm厚のメラミンボードを拾って、机の天版にしているし、針金で出来たエッフェル塔の形をしたライトベースを拾った時は持ち帰るまでの間、2回も声をかけられた。(もちろん良い意味で)
写真は、捨てられたキャビネットを見つけ、誰かと携帯電話で相談する人。
by Takehiro A
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p CHICAGO2004年09月01日(水) 
040901chicago.jpg 280×210 25K 9月に突入。今月は、明後日からのフランク・ロイド・ライトの「落水荘」を観る旅に始まり、日本から数人の友人が引き続き来る予定。9月後半はおそらく、やり損ねている宿題をまとめて消化する期間になりそうだし、いよいよ帰国の準備も始めなければならない。
この1年間、長い旅行のようで、腰を落ち着かせることなく過ごしたので、身の回りの荷物は多くなるどころか、かえって旅慣れてコンパクトになった。東京ではクローゼットに溢れている衣服は「必要があるから」と思っていた。しかし、"旅先"では、ほとんど着たきり。あまり装いを問われる「場」に関わっていないせいで、とても"アメリカン"な過ごし方になってしまった。(ここでいう"アメリカン"は粗雑で決してお洒落とはいえない部分の・・・)特にダウンタウンでは、みんな好き勝手なファッションだし、中には裸同然の姿で町歩きしている人もいるくらいだから。アベレージはジーンズ、そしてヨレヨレのTシャツにサンダル履き。(偏見もあるかな。もちろんお洒落な人もいます。)
今は、それで疑問を感じない生活をしているが、このままの気分で東京の生活は出来ないので、そこがキビシイ。
 今夜は、ミュージカル"CHICAGO"を観賞。見る前は、モノトーンでハードなイメージを持っていたが、実際はコミカルなシーンも多く、エンターテイメント性は充分。カッコイイ。素晴らしい肉体。才能。華やかさ。
日本人は日本人の個性を生かす表現をするべきだ。と、つくづく感じた夜。
by Takehiro A
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p 20:11pm Houston st. から2004年08月31日(火) 
040831houston.jpg 225×300 20K 今日、アテネ・オリンピックが終わっていたことに気付く。もともとオリンピックに興味が薄いのもあって、テレビのオリンピック番組はほとんど見なかった。得ている情報はインターネット配信のものが大半、それでも本気で調べれば詳細も解るはずだが、確認しているのはダイジェスト版だけ。アメリカの報道はアメリカ寄りで、アメリカ人選手の活躍をピックアップし、これを優先的に放映する。日本も同様。日系のニュース配信は日本人の選手の話題が中心だ。結果、日本選手団は過去最多のメダル数を獲得したらしい。さぞかし日本は盛り上がっただろう。それに、いろんな意味で盛り上げなければならないし。
僕の感想は・・・長嶋ジャパンの中畑ヘッドコーチが神妙な顔で記者会見しているのを見て、「銅メダルなのになんで喜ばないの?」などと思ったり、柔(やわら)ちゃんはやっぱり柔ちゃんなんだ・・・。水泳の北島選手の報奨金は700万円なんだ・・・。などと関心したり。あと、ハンマー投げの室伏選手、事後の「金」は複雑だろうと思ったり。これ以上具体的な内容に触れると恥をかくので止めておく。
それにしてもオリンピックは光と影のコントラストが強すぎて、今ひとつ好きになれない。
 ひと月前までは9:00pmでも明るかった空が、8月後半は少しずつ日が短くなってきた。明日はもう9月。月日が経つのは早いもので、いよいよ帰国まで秒読み体制。
by Takehiro A
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p デモ行進2004年08月29日(日) 
040829bushx.jpg 226×280 30K反ブッシュのデモンストレーション見物にユニオンスクエアへ。ニューヨークは今が夏本番という感じで、ここ数日はこの夏一番の暑さが続く。雲ひとつ無い空に今日も飛行船が浮かび、午後の強い日差しが肌を刺す。先日話題にした反戦団体UPF(United for Peace and Justice)のデモ行進の終着地点であるユニオンスクエアはブッシュ批判のパフォーマンス、バッジやTシャツ売り、報道陣に警察。もちろんプラカードや垂れ幕を持った大群が解放された道路を練り歩いている。規模が大きいので、行列は何時までも尽きない。この暑さもあって、部分的にはややダレ気味。中にはカッコイイ反ブッシュTシャツやポスターもあり、ビジュアル的にも興味深い。当然、マスコミ各社はこれを追い、インタビューやパフォーマンスを撮り続ける。見物者も多く、近隣の店は商売繁盛。半ば「お祭」の様相だが、メッセージはかなり過激。警察官はかなりの人数で待機していたが、特にトラブルは見かけなかった。
漠然と見るとただのお祭り騒ぎなのだが、意思表示は多種多様で興味深い。総じて「反ブッシュ」がデモの主題だが、それぞれ個人の主張があって、大半の反戦メッセージの中、教育、人種、宗教、セックス、民主党応援等々。多種民族、老若男女が集って、なにしろ何か訴えようという積極性が凄いパワーで、小泉首相が名指しでこれだけ打たれたら相当落ち込むだろうと思うようなメッセージも多く、それに耐えられるアメリカ大統領はスゴイナーと改めて思った今日でした。
個人的には、豆蔵(柴犬)のハゲは湿疹状で、昨日より抜け毛の範囲が広がってしまったことが気がかり。明日にでも動物病院に行ってみよう。
by Takehiro A
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p Deitch Project2004年08月28日(土) 
040828deitch_project.jpg 280×205 19KDeitch ProjectはSOHOの草分け的ギャラリー。森万里子や村上隆などのアーティストを取り上げて来たことでも知られる。今夜は久しぶりにオープニングレセプションを覗いてみた。企画は若手を中心にしたグループ展だが、大御所ではオノヨーコの参加があるなど、幅広い人選。それぞれ小作品が中心なので、それほど感動的な展示内容ではないが、今晩だけは、ちょっと体験出来ないおもしろい空間になっていた。それは、サウナのような灼熱空間。意図された出来事ではない。タイミング悪く(良く?)エアコンの故障が起きたそうで、ギャラリー内はおそらく摂氏50度はあっただろう。5分も室内に居ると額から汗が流れ落ちてくる。それでも常に50〜100人は会場に居ただろう。皆、首回りから汗ジミをつくりながら会場内を歩いていた。数台の扇風機が用意されていたが、全く無意味。外気温も高かった今日は、夕方から雨がふるなどして、日本の梅雨のような湿気もあり、「不快指数100」間違いなし。会場の外にあふれ出た人々でギャラリー前はごった返していた。2度、3度、室外に出て涼んでは、またギャラリー空間に。さすがに長居は出来ず、早々に退散。以前は良く来ていた「KinKao」で久しぶりのタイ料理。汗も引き、ゆっくり食事した後、店を出たら雨は上がっていた。大きな月が綺麗に見えた。
by Takehiro A
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p Bushはダメ?2004年08月27日(金) 
040827xbush.jpg 280×208 17K 米大統領選で再選を目指すブッシュ大統領とチェイニー副大統領を正式指名する共和党全国大会が30日、ニューヨークで4日間の日程で開幕する。民主党の大統領候補、ケリー上院議員との接戦になっている大統領選は、これから演説や討論で盛り上がっていく様子。ブッシュ大統領がニューヨーク入りする30日を控えて街は厳戒態勢に入り、交通規制も厳しくなる。
マンハッタンでは連日あちこちでデモが展開される予定で、反戦団体UPF(United for Peace and Justice)のデモは25万人の参加が見込まれているそうだ。
今夜はサーチライトを点けたヘリコプターが飛び回り、陸上と連携してデモの列を追っている。デモ以外で「Fuck Bush!」の手製Tシャツを着たり、反ブッシュのプラカードを掲げて歩く人までいて、自己主張が強いアメリカ人の姿が目に付くようになった。
ニューヨークはもともと民主党支持者の本拠地。自由の国は容赦なく敵をたたく。確かに、戦争を始めた大統領を支持するかどうかは国民にすれば大きな問題だ。政治と個人の現実が近くにあり、政治に無関心ではいられなくなる状況があるように感じた。世界の政治に影響する大統領選はこの先も目が離せない。
 個人的には、「蕎麦屋」と「Karma」と「海の家」をハシゴ。映画の話題で盛り上がった夜でした。
by Takehiro A
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p Bedford Av.2004年08月26日(木) 
040826sin.jpg 280×210 26K 豆蔵(柴犬)が腰のあたりの毛をゴシゴシなめて10円玉程のハゲをつくってしまった。痒みがあるらしく、昨夜から執拗に舐めていた。変わった物を食べた記憶は無いし、虫さされか昨日のシャンプーが原因だと思われる。シャンプーは2ヶ月前から使っている物なので問題は無いとして、勝手に虫さされを原因とした。患部が擦過しているので、余計なバイ菌が付かないようにドッグランに行くのは止め、歩き散歩に変更。
ロア・イーストからウィリアムスバーグ・ブリッジを歩いて渡り、ベッドフォードアベニューをひたすら南へ。イーストリバーに架かる橋を歩くだけでも2km程の距離を歩くことになる。アーミッシュ街を通り抜けたあたりで、サンダル履きで出てきた事を後悔した。マンハッタン・ブリッジを越え、DUMBOからブルックリンハイツを回り、ブルックリン・ブリッジブリッジを渡って、マンハッタンに帰還。途中、ハンバーガーショップで休憩を含め、5時間余りの長い散歩になってしまった。
それでも、豆蔵は歩くことを嫌がるそぶりも見せず、意気揚々と歩き続ける。人間の方はクタクタ。おまけに足には"マメ"まで出来てしまった。歩いた事がないエリアを見ることが出来て新鮮ではあったが、全行程の徒歩はきつい。炎天下、帽子も被らず、露出部分だけが日焼けを促進した。
 マンハッタンの中では落書きやステッカーだらけで完全な姿を見ることがない「犬ウンチ警告看板」。なぜかブルックリンでは綺麗な看板が多い。ニューヨークでは犬の糞は放置すると$100以下の罰金のはずですが、イースト・ビレッジにはけっこう落ちています。環境はブルックリンの方がキレイかも。
by Takehiro A
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p Filter "E 69 UVa 18630" for LEICA DIGILUX 22004年08月24日(火) 
040824e69uva.jpg 210×116 5K気にかかっていた、カメラレンズ保護用のフィルターを購入。無ければ無いで支障は無い物だが、考えてみれば鞄の中にそのままカメラを放り込んだり、レンズを直接手で触ったりと、決して丁寧に扱っているとは言えない。本質的なレンズ保護になるとは思えないが、フィルターを付けておけば表面に付着した埃や油汚れは、気にせずティッシュやシャツの裾などで拭いてしまえる。特に出先では扱いが荒くなるので、僕にとっては有効なパーツだと思う。ADORAMAで買い物ついでに、何の気無しに聞いてみたら、すんなり出てきて拍子抜けした。口径69mmというフィルターは汎用性が無いらしく、純正品以外の発売は無い。ニューヨークで他のカメラ店に問い合わせたことがあるが、取り寄せを依頼して以後、連絡無し。東京ではヨドバシカメラでも在庫無しで、一時は入手をあきらめていた物だ。時間が経って在庫が安定しただけだと思うが、それでも「棚からぼた餅」的な気分。帰って早速装着し、普段はほとんどしないカメラ掃除をした。
by Takehiro A
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