|
Sant' Angelo | 2003年11月30日(日) |
午後、サンタンジェロ城へ。 「要塞」という形容がぴったりの外観と、内部に入ってみても一世紀以上にわたり増改築を繰り返した分厚い壁、のしかかるような重い空気の回廊空間が、さらに気分を盛り上げる。 日が落ちる時間帯、要塞からローマの夜景を見る。 快晴。気温は低く、空気は冬に。 |
|
Campo dei Fiori ~ Mercati di Traiano | 2003年11月29日(土) |
点々とギャラリーや骨董品店が在り、今のところ、飲食も含めてローマでは気に入っているエリア。 この"Campo dei Fiori"という広場近くに、あるギャラリーを目指す。 しかし、移動のため乗ったベネチア広場までの82番バスが途中で運行を中止。 2区画手前で下車を強いられる。バスが目的の場所に着かないのは、2度目の経験。 予定を変更し、バスを降りた先にある"Mercati di Traiano"という市場遺跡を利用したギャラリーに。 外観は古い煉瓦造りで、用途が市場だったため、細かい個室に分けられた構成。紀元数百年代から建てられたものなので、かなり朽ちた部分がある。 エントランスのアーチは透明なアクリルで仕切られ、モダンな印象を与える。 内部は思っていたより良い空間で、展示内容より建物の存在感に感動。 いつか観ようと思っていた場所なので、結果、良い機会に。 そのまま歩いて"Campo dei Fiori"まで。 裏道を徘徊し、ここでも、いい感じの店を発見。 収穫が多い一日。 ローマにも現代的な空間あり。 |
|
ZATOICHI | 2003年11月27日(木) |
映画「座頭市」を観た。 先週までは吹き替えなしで、伊語字幕という形式の上映があったのだが、上映期間をチェックせず、それを見逃してしったので、しかたなく伊語吹き替えで。 台詞の詳細はもちろん理解出来ず、映像と前情報で内容を把握する。 もとが難しい内容ではないので、ある意味充分かも・・。 逆に、聞き取ろうとする努力は、勉強になったり。 「邦画を伊語で。」ハマりそう・・。 |
|
雨 | 2003年11月26日(水) |
ローマに来て初めて、雨らしい雨が降る。 駅前の露天で買った3ユーロの黒い折り畳み傘を差す。 晴れの日は街路樹の落葉が道に積もり、晩秋らしい風景をつくっていた。 が、この雨で流され、排水溝に詰まり、平坦でない道路の至る所に大きな水溜まりをつくっている。 避けきれない。 靴の中に水が染みこむ。 早々に帰宅。 豆の散歩、きょうはオアズケ。 イタリア仕様のDVD、「HANABI」を観る。 音声、日本語。字幕、伊語。 字幕、目に入らず。 |
|
"punto di svolta" | 2003年11月25日(火) |
「松田修平」というミラノ在住作家の個展に行ってみた。 ローマ市内だがバスを乗り継がなければ行けない場所で、我々にとっては行きにくいギャラリー。 オープニング・レセプションがあると聞いていたので、その時間を目指して現地に着くと、周辺にはギャラリーらしい空間が見あたらない。住所から場所を確定すると、門柱のインターホンにギャラリーの表札を発見。しかし、今日は休廊。よく見るとオープニングは先週(21日)で、本日は要予約の日。ここまで来て、初日の日付を見間違えていたことに気づき、呆然。そのまま帰るのは悔しいので、インターホンから中に入れてもらえるように交渉。意外にすんなり入れてもらえて、言ってみるものだ、と改めて歓心。全て落とされていた照明をわざわざ点けてもらう。そして、ゆっくり作品鑑賞。そこから先は・・・・。 お礼を言い、ギャラリーを後に。そして再度バスを乗り継いで市内へ。 どんな土地でも、制作に対し評価を得ることは容易いことではないが、自分に確信を持つことが、伝えるための第一歩だと改めて感じた。 |
|
クラスレッスン | 2003年11月24日(月) |
初日、初級クラスは5人の学生。 ヨットで世界周遊中のオーストラリア人夫婦、ドイツ人の科学者、そして我々。 このオーストラリア人夫婦は大型のヨットに2人で暮らし、7年かけてオーストラリアから転々と海を渡ってローマまで来たそうだ。ローマ中央から40キロ程の距離にあるオスティア海岸にヨットを停泊し、そこから通っている。1都市に1年くらい停泊することもあるそうだ。ここから先の計画もあるそうで・・・その優雅な生活ぶりは羨ましいかぎり。 一方、ドイツの科学者は、まじめな青年。仕事でローマに2年暮らすそうだ。何の学者かは・・? イタリア語のレベルは初級クラスなので、なんとかついていけそう・・。 謙虚に努力の心構え。 |
|
パンテオン | 2003年11月23日(日) |
晴れ。日曜、商店は軒並み定休。 住宅地は交通量も少なく、のんびりムード。 11月も下旬、東京の気候に比べ、ローマは暖かい。 最近、散歩の時間が少なかった豆蔵を連れて少し離れた公園へ。 日向では半袖の人の姿も見える。 落ち葉の中をのんびり歩く、久しぶりに充実した散歩。 午後はベネチア広場から歩いて「パンテオン」へ。 建造された時代に対しての技術の高さに改めて関心した。 実は、まだまだ通常観光では絶対に外さない場所を廻っていない。 ローマに居ると街のいたる所に遺跡があるので、そのこと自体を忘れかけてしまいそうだ。 少し前向きに観光名所のチェックを・・。 あと、記録のためのデジタルカメラは便利で良いが、次回はフィルムで。 |
|
寝過ぎで腰痛 | 2003年11月20日(木) |
東京の生活は豆蔵が我が家に来てから、朝は7時から8時には起床。(社会人なら当たり前・・?) その習慣は持続し、ローマでも8時間の時差ボケが修正されてからは同じペースで起床している。規則正しい健康的な日々。睡眠時間も安定。 ・・・のはずが、昨晩は睡眠時間が長過ぎて、腰を痛めた。 前屈みになった体を起こす時に腰に痛みが走り、思うように動けない。 一応、安静に過ごす。おかげで憂鬱な一日。
そして、夜はE邸に。 圧巻、ガレージに保管されたワインの量。管理も完璧。 生ハム〜ワイン〜チーズ〜ワイン〜パスタ〜ワイン・・・ buono. インテリアもステキで、やっとローマで近代的な暮らしぶりを見ることが出来ました。 シアワセ。でも腰は痛い。 ただの"寝違え"ならいいが・・。 |
|
Trastevere | 2003年11月18日(火) |
Tevere川の南、古く混み合った町並みに情緒があるローマの下町。 気安い飲食店が多いエリア。 大貫夫妻とフレスコ画家の鈴木さんとの会食は、うれしい"インド料理"で。 物静かな大貫さんのご主人Salvadorは、おおらかな絵を描く画家。 本当は、もっと作家としての話を直接したいが、なかなか難しい。 でも、また次のチャンスに。 少し環境になれた我々は、あらためてローマ生活の楽しみ方、あきらめ方を各々思い・・。 「パワフルな人が居るんだなー。」と関心。 そして迷う。 |
|
I VERBI... | 2003年11月17日(月) |
イタリア語は動詞の活用数が尋常ではない。 情報としては知っていたが、実際、覚えようと試みると・・・ア然。 なにしろ、1つの動詞に対して人称・単複の現在形だけで6つの活用があり、さらに直説法・接続法、そして半過去・大過去・遠過去・前過去・未来・前未来・云々と気が遠くなるほどの活用が・・。 活用のパターンは多少あるが、不規則なものは覚えないと表現不可能。 動作を表現するだけで・・ 当たり前のことだが、すべて把握するのは絶対ムリ。 改めて、出来るところまで努力して、あとは勢いで乗り切ることを決断。 でも、とりあえず暗記・暗記・・・。 固くなった脳みそにグイグイ押し込んで、ほとんど受験勉強状態。 ちょっとハマってみますか・・・。 |
|